【人生もマラソンも旅】26キロ走って気づいた、足の重さと心の軽さの法則

こんにちは、心理カウンセラーの木村裕です。

いきなりですが、皆さんは「ちょっと中途半端だな」と思うことに対して、どう向き合っていますか?

実は今日、山形で開催された「スマイルマラソン」に友達と参加してきました。

私がエントリーしたのは、マイル計測で行われる5マイル(約8km)の部。

でも私、ふと思ったんですよね。

「8kmって、これから挑戦したいフルマラソンや、来年出たい100kmのウルトラマラソンの練習としては、少し距離が中途半端じゃないかな?」と。

そこで、私の中にちょっとした「冒険心」とワクワク感が芽生えました。

「いっそのこと会場までの道のりも走って行っちゃえばいいんじゃない?」

行き(9km)+ レース(8km)+ 帰り(9km)= 合計26km。

これまでにこんな長い距離を走ったことはありませんでしたが、ある程度の自信もあったので、壮大なマラソン旅行へと出発することにしました。

道中は、まさに私が理想とする「旅」そのものでした。

会場へ向かって走っていると、同じく大会に出る仲間の車が通りかかって「おーい、頑張れー!」と窓から声をかけてくれるんです。

これだけで、不思議と一気にエネルギーが湧いてきます。

会場に着けば、たくさんの人と挨拶を交わし、みんなで円陣を組んで気合を入れる。

レース中も、見ず知らずの方々から温かい声援が飛んでくる。

脳科学や心理学の世界でも注目されている「オキシトシン」という、人とのつながりや愛情を感じたときに分泌される幸せホルモンがありますが、まさにそのオキシトシンが全身を駆け巡っているのを感じました。

ウルトラマラソンのような長い距離も、こんなふうに色々なことを感じながら、ゆっくりでもいいから「旅」のように走れたら最高ですよね。

……と、ここまではとても気持ちよく走れていたのですが、やはり26kmの壁は甘くありませんでした(笑)。

レースの中盤あたりから、足に鉛でも入ったのかと思うくらい、ズーーーンと重くなってしまったんです。

でも、ここからが面白いところ。

不思議なことに、「辛い!」「苦しい!」というネガティブな感情はあまり湧いてきませんでした。

動かなくなった足を感じながら、「今の自分はまだこの域なんだな」「これくらいでこんなに疲れるんだな」と、自分のレベルや現在地を冷静に確認している自分がいたんです。

これ、心理学でいう「メタ認知」や「リフレーミング」の力です。

「足が動かなくて最悪だ」と思うのではなく、「自分の今の限界を知るための、貴重なデータが取れたぞ」と視点を変える。

すると、ピンチや疲労感すらも、ちょっと面白い実験結果のように思えてきませんか?

ものの見方が変わると、世界はガラッと変わるんです。

帰り道の9kmは、足の重さもピークを迎え、もはやひたすらに「無心」でした。

ただただ、なんとか目標を達成しようと一歩ずつ前に足を出すだけ。

過去の後悔も未来の不安もない、「今、ここ」の足の感覚だけに集中する、まさに歩くマインドフルネス状態です。

足はこれまでで一番重かったけれど、終わってみれば、心は信じられないくらい軽く、楽しい疲労感に包まれていました。

目標に向かって足を動かし続けた自分。

すれ違いざまに笑顔をくれた仲間たち。 そして、今の限界を教えてくれた自分の足。

そのすべてが愛おしく感じる、最高の「スマイルマラソン」でした。

次はハーフマラソン、そしてフルマラソン、ウルトラマラソンへ。 私の「走る旅」は、まだまだ続きます。

心理カウンセラー 木村裕

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