「メンタルが凹んでいる時、どうすればいいか?」 世の中には気分を切り替えるポジティブな言葉やテクニックが溢れていますが、ふと思うんです。
本当にそれでいいのかな、と。
無理やりメンタルを上げようとしても、心の奥底では凹んだまま。
表面だけを取り繕って、自分を誤魔化しているだけではないでしょうか。
かつての私は、すぐに凹む自分が嫌でたまらなくて、「どうしてこんなに弱いんだろう」と自分を責め続けていました。
その後、心理学を学び「自分の心と向き合うことの大切さ」を学んできました。
また、マラソンで日々体を鍛えるようになり、肉体的にも以前のようなだるさや疲労感はなくなり、毎日スッキリとしています。
心身ともに、少しは強くなったように感じていた時期もありました。
だけど、じゃあ本当に強い人間になったのかというと、全然そんなことはありませんでした。
心理学を学んだからといって、自分の弱い部分をすぐに直せるわけでもないんだなと、つくづく気づかされています。
実は、今の私自身がまさに強いモヤモヤの中にいます。

何をやっても物事がうまくいかないような気がして、落ち込んでいる真っ最中です。
思えば、何かを始めたばかりの頃は、夢や希望に満ち溢れ、ものすごく高いモチベーションを持っていました。
その分、今の「うまくいかない」という反動がより大きく感じられるのでしょう。
大きくプラスに振れた感情は、同じだけマイナスにも振れやすい。
まさに心理学でいう「振り子の原理」の通りだなと感じています。
このブログを始めて、ちょうど半年ほどが経ちます。
「自分のやりたいことの目標に一歩ずつ進んでいけばいい」と言いながらも、あまりにも先が長くて、「これから先、本当にモチベーションが持つのだろうか」という不安に襲われることもあります。
「目標を途中で投げ出したくない」「絶対に叶えたい」という強い思いが裏目に出て、「途中で終わってしまうんじゃないか」と怖くなるのです。
もし今、こういうのを全部やめてしまったら、どんなに楽になれるだろう……。
そんな弱気な自分が顔を出す時もあります。
そんな不安に加えて、「自分のやりたいことや、心からの思いが、誰にも届いていないんじゃないか……」と、ふと恐ろしくなるのです。
「自分が信じてやってきたことが、実はあまり意味をなしていないんじゃないか」という恐れが、心の奥底にあるからです。
きっとこの恐れも、私自身の弱さの一つなのだと思います。それは、「人を信じきれていない」ということです。
カウンセリングを受けてくれて感謝の言葉をくれる方や、ブログを読んで「面白いね」と言ってくれる人たちの言葉を、心のどこかで信用しきれていない自分がいるんです。
「本当は自分に気を使って言ってくれているだけなんじゃないか……」と。
なぜ、嬉しい言葉を素直に受け取れず、疑ってしまうのか。
さらに深く自己分析をしていくと、その一番奥底にあるのは「こんな弱い自分には、本当はそこまでの価値がないのではないか」という無価値感や恐れです。

心理学を学んでも、全然強くなれない自分。 情けなさを、誰よりも自分自身が一番よく知っている。
だからこそ、「未熟な本当の自分を知られたら、きっとがっかりされるに違いない」と無意識に防衛線を張っているのですね。
相手を疑っているようでいて、本当は「自分の価値」を誰よりも信じきれていないのは、私自身だったのです。
でも、これってきっと私だけではなく、誰もが心の奥底で感じているものなのかもしれません。
人は皆、その無価値感を払拭しようとして、「誰かの役に立ってみたい」と願い、人とのつながりを求めるんじゃないでしょうか。

そういえば、アドラー心理学の名著『嫌われる勇気』でも、人生の目的は「他者貢献」にあると説かれています。
「誰かの役に立っている」という感覚こそが、私たちが抱える無価値感を払拭し、自分に価値があると思える唯一の方法なのかもしれません。
評価されるためではなく、ただ自分が「役に立っている」と心で感じるため。
そう考えれば、誰かの役に立ちたいと願い、人とのつながりを求めるのは、人間としてとても自然で、尊いことなのだと改めて思えました。
「人は一人では生きていけない」と言いますが、これは現実の生活だけではなく、心の世界でも同じこと。無価値であると感じる自分の中から、誰かのために価値を見出すこと。
それこそが、私たちが生きる目的そのものなのかもしれません。
さて、ここまで自分の心の奥底にある「無価値感」や「恐れ」という正体を深掘りしてきました。
自分自身の弱さを認め、なぜそうなってしまうのかを理解するだけでも、少しだけ心が軽くなる気がします。
では、こうした「凹んだ感情」や「先が見えない不安」を実際に抱えてしまった時、私たちは具体的にどう向き合い、どう歩んでいけばいいのでしょうか。
次回(後編)では、私が実践している感情の扱い方や、心が折れそうな時でも淡々と歩みを止めないための「具体的な対応の仕方」についてお話しします。
また後編でお会いしましょう。

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