【後半】お酒・タバコ・ギャンブルを手放す最大の鍵は「自己理解」と「環境づくり」

前半では、お酒もタバコもギャンブルも

「決して悪いものじゃない」

「私も無理にやめたわけではなく、ただ今はやっていないだけ」

というお話をしました。

前半の記事をご覧になっていない方は、ぜひこちらのリンクから先にお読みください! ↓↓
【仙人みたいな生活ですね】と言われて気づいた、お酒・タバコ・ギャンブルと心地よく付き合う魔法(前半)

最初にひとつお伝えしておくと、これはあくまで「木村裕」という一人の人間が試してみた個人実験のレポート(体験談)です。

「へぇ〜、そんな考え方・体験談もあるのね」

くらいの軽いスタンスで、ひとつの参考にしてもらえたら嬉しいです。

さて、ではなぜ

「やめたいのにやめられない……」と悩んでしまう人が多いのでしょうか?

心理カウンセラーの視点から見ると、ここにはとても面白い心の仕組みが隠れています。

「やめたい」と思うのは、実は「本当に好きじゃない」から?

もしあなたが今、

「本当はこれ、やめたいんだよな……」と罪悪感を感じているのだとしたら。

心理学的には、あなたの心が

認知的不協和(自分の本心と行動が一致していなくて気持ち悪い状態)

を起こしているサインです。

人は

自分の本心(本当はもっと別のことに時間を使いたい)と

実際の行動(ついダラダラお酒を飲んでしまう)

にギャップがあると、心の中に強いモヤモヤや罪悪感を生み出します。

本当に心から愛していて、自分にとって心底必要なものなら、やめなきゃなんて思いませんよね。

迷いや罪悪感が生じるということは、あなたの心の奥底に

「実は違うことにもっと時間を使いたい」

「もっと本当にやりたいことが眠っている」

という本音がある証拠なんです。

結局のところ、すべては「自己理解」に行き着きます。

カウンセリングでお話を聞いていても、

「こうなりたい」「悩みを解決したい」

とグルグル回ってしまう方の多くは、自分自身の本当の望みをまだ掴みきれていません。

心理学(自己決定理論)でも、

「自分で自分の価値観を理解し、主体的に選択している感覚」

これこそが、人の幸福度や行動の定着に直結すると言われています。

「好き」の優先順位が上がると、勝手に押し出される

私自身、派遣のサラリーマン仕事を半分やりつつ、

心理カウンセラーとしての活動、本の執筆、ブログ、そして趣味のマラソンなど、

自分の好きをトコトン探求してみました。

そうやって本当に好きなことが増えていくと、自分の中のエネルギーがそっちに集中します。

するとどうでしょう。

今まで一軍の主力メンバーだったはずのお酒やパチンコの優先順位が、

補欠選手のベンチ裏くらいまでグッと下がってしまったんです(笑)。

「やりたいこと」で予定が埋まっていると、

お酒を飲んでボーッとしたりパチンコ屋さんに座っている時間が、単純にもったいなく感じてしまうんですね。

1本吸っても体は平気? でも「気持ち」がちょっと違う

ここで、私の持論をお話しさせてください。

正直なところ、

「タバコなんて1本くらい吸ったって、体の面では大して何も変わらない」

と私は思っています。

1本吸った瞬間に突然病気になるとか、そういう極端なことはありません。

お酒やタバコをやめたからといって、見る見る急激に体調が良くなるわけでもないんです(笑)。

マラソンを始めたり、生活リズムが整ったり、いろんな要素が相まって「あ、なんだかだんだん調子が良くなってきたな」という感覚ですね。

ただ、タバコを「1本も吸っていない」という状態が続くと、

「自分、今日も良い選択をしてるな」

という小さな自己肯定感が残る。

それくらいの違いですが、この気持ちの余裕が日常にじわじわ効いてきます。

ストレス解消法は「アップデート」できる

かつては、お酒もタバコも、私にとって手軽で最高のストレス解消法でした。

でも今思えば、あれは麻酔のようなもので、根本からスッキリ発散できるものではありませんでした。

今は、マラソンで汗を流したり、自分の好きな仕事に没頭することの方が、

お酒やタバコよりも遥かに深くストレスを解消してくれると気づきました。

あ、もちろん好きなことだってやり過ぎればストレスになりますよ!

カウンセリングでクライアントさんのことを一生懸命考えすぎたり、マラソンで走りすぎたりすると、しっかり疲れます(笑)。

何事もほどほどが一番ですね。

要は、自分に合った、もっと質の高いストレス解消法に乗り換えたというだけの話なんです。

意志の力に頼らず「環境」を変えてしまう

そうは言っても、

「自己理解はできたけど、つい誘惑に負けちゃう……」というのも人間です。

意志の力なんて、もともとアテにならないようにできています

(行動心理学でも『環境の設計』が行動の8割を決めると言われています)。

だから私は、気合でガマンするのをやめて物理的にできない環境を作りました。

  • 夜の時間を予定で埋める: 派遣の仕事や夜の執筆作業、読書などを組み込むと、お酒を飲むタイミング自体がなくなります。
  • お金のアクセスを悪くする: 本田健さんの『Happy Money』などを読んでお金の価値観を見直し、ギャンブルに使える「余分な現金」を手元に置かないようにしました。

    銀行からすぐ下ろせない状態にしておけば、パチンコに行きたくても物理的に行けません(笑)。

まとめ

自分を変えたい、何かを手放したいと思ったら、無理にそれらを「悪者」にして自分を責める必要はまったくありません。

  1. 自己理解を深めて、「本当にやりたいこと」に時間を使う
  2. 意志の力を使わず、自然と遠ざかる「環境」を作ってしまう

「絶対にやめなきゃ!」と歯を食いしばるのをやめて、自分の心とゆるーく向き合ってみてください。

あなたが時間を忘れて没頭できるものが見つかれば、今まで固執していたものは、驚くほどスッと影が薄くなっていきますよ。

※繰り返しになりますが、これはあくまで「木村裕の実験記」です!「へぇ〜」と笑いながら、使えるところだけ持っていってくださいね。

心理カウンセラー木村裕

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