こんにちは。心理カウンセラー 木村裕です。
先日、気の合う仲間たちと一緒に、ある居酒屋へ飲みに行ってきました。
美味しいお酒と料理を楽しみながら、最後の最後まで本当に気持ちよく過ごせた夜だったのですが、その理由の一つに、お店で見つけた見事な「言葉の使い方」がありました。
あまりにも感動して、ブログに載せようという衝動からついつい写真を撮ってきてしまったので、今日は皆さんにシェアしたいと思います。
そのお店は、狭くてちっちゃいのですが、明るくて見た目からして面白そうな「おばちゃん(ママ)」が一人で切り盛りしているところでした。
飲みのシステムもユニークで、何よりお財布に優しい!メニューを開けば、「これ、一体何の飲み物なんだろうね? みんなで頼んでみようか」と仲間と会話が弾むような、ユーモアあふれるネーミングの数々。
ママのおちゃめで商売上手な人柄が、お店全体に溢れているようなとても居心地の良い空間でした。
そして、私がすっかりこのお店のファンになり、心から気持ちよくお酒を飲めた決定打が、トイレに貼られていたこの一枚の紙です。

いかがでしょうか?
一番上には赤字で大きく「逃ゲロ禁止!!」というインパクト抜群の言葉。
しかし、それに続く文章が本当に素晴らしいのです。
トイレの注意書きというと、
「綺麗に使用してください」「汚さないようご注意ください」といった、
少し突き放したような、ともすれば読んだ人を不快にさせるような書き方になりがちですよね。
しかし、このママの文章は全く違います。
まずは「吐いてしまうこともある」と相手の失敗や事情を優しく受け止め、共感する。
次に「遠慮なく言ってね、私が掃除するから」と絶対的な安心感を与える。
そして最後に「次の方への思いやりを忘れずに」と、人間の善意にスッと語りかける。
私はこの貼り紙を見ただけで、なんとも言えない温かい気持ちになり、一気にこのお店が好きになりました。
居酒屋のトイレって、きっとお店に来た誰もが一度は目にする場所ですよね。
お店にいた他のお客さんも、わざわざ声に出して「いい貼り紙だな」なんて言わなかったとしても、あるいは意識として強く感じなかったとしても、
あの空間でこれを見た瞬間に、無意識の中で絶対に「何かいいな」「心が温まるな」と感じているはずだと思うのです。
そこにどんな言葉が書かれているかだけで、人の感情や空間の空気に与える影響というのは、本当に絶大なものがあります。
人を嫌な気分にさせるのも言葉なら、意識すらしない深いところで「なんだか気持ちいいな」と思わせてしまうのもまた、言葉の力なんですね。
このたった数行から、ママの明るさ、懐の深さ、そしてお客さんへの愛情といった「素敵な性格」がはっきりと透けて見えます。
まさに商売上手な言葉の魔法でした。
皆さんは、この貼り紙を見てどう思いましたか?
何気ない日常の風景ですが、言葉が持つ力や、無意識に心へ届く思いやりの凄さについて、改めて深く感動させられた素敵な夜でした。

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