こんにちは。心理カウンセラーの木村裕です。
先日、ある方とお話ししていた時に、こんなことを言われました。
「木村さんって、お酒も飲まないし、タバコも吸わないし、パチンコも行かないんですよね。
なんだか仙人みたいな生活ですね。
人生、何が楽しくて生きてるんですか?」
ストレートすぎる質問に、私は思わず爆笑してしまいました。
なぜなら、私自身、ほんの少し前までは「お酒・タバコ・ギャンブル」の3拍子が揃った、自他ともに認める欲望に忠実なフルコンボ人間だったからです(笑)。
お酒に関しては「いかに楽しく飲むか」が人生最大のテーマで、「今日をいかに楽しく終えるか」ばかり考えて、つい1年ほど前までは家でも外でもほぼ毎日飲んでいました。
パチンコも大好きで、暇さえあればフラッとお店に行っていましたね。
あの独特の重低音と激しいフラッシュの中で「よっしゃー!」と一人で一喜一憂する、あの空間とワクワク感はたまらないものがありました。

そしてタバコ。
「明日からやめる!」と固く決意しては、3日後には煙を吐き出しながら「いや、ストレス発散は大事だからね」と言い訳をしてまた吸い始める……そんな繰り返しでずっと過ごしてきたんです。
そんな「全然仙人じゃない過去」を持つ私ですが、じゃあ今の生活はどうなっているかというと。
まず、お酒。
あんなに大好きで毎日飲んでいたのに、今年に入ってからお酒を飲んだ回数は、「片手で数えられるくらい」しかありません。
家で飲むことは完全にゼロになりました。
パチンコも、今は全く行っていません。
タバコも、完全に吸わなくなってから1年半ほど経ちます。
これだけ聞くと、「ものすごい意志の力で断ち切ったんですね!」「我慢していて苦しくないですか?」と驚かれます。
先日も仕事先で「どうしてもパチンコがやめられなくて……お金も使っちゃうし、本当自分って意志が弱いダメな奴なんですよね」と申し訳なさそうに肩を落としている方がいました。
世の中の多くの人が、「お酒やギャンブルに溺れる=自分はダメ人間だ」「意志が弱い悪徳だ」と思い込んで、自分で自分を責めて罰ゲームのように苦しんでいるんですよね。
でも、私はその方に思わずこう言っちゃいました。
「パチンコ楽しいじゃないですか! あの激しい演出でフィーバーした時の脳内物質、たまらないですよね!」
すると、その方は「えっ! 分かってくれますか木村さん!? そうなんですよ、あのキュインキュイン鳴るのがたまらなくて……!」と、
それまでの暗い表情が嘘みたいにぱぁっと明るくなって、めちゃくちゃ嬉しそうに喜ばれたんです(笑)。
そうなんです。
お酒も、タバコも、パチンコも、それ自体は決して『悪いこと』じゃないんですよ。

楽しんでいるその瞬間は、一時的であれ心が解放されたり、興奮を味わえたりしているわけですし、日々のストレスと戦うための「大切な避難所」になっていた時期だってあるはずです。
それなのに、みんな「やめなきゃ、やめなきゃ」と歯を食いしばって自分を責めながら我慢しようとする。
でも、人間って不思議なもので、「やるな!」と禁止されればされるほど、頭の中がそのことでいっぱいになっちゃうんですよね。
ダイエット中に「ケーキのことを絶対に考えるな!」と言われたら、頭の中がケーキで埋め尽くされるのと全く同じです。
今の私自身、「絶対にやらないぞ!」と誓って固く我慢しているわけではなく、「がむしゃらに耐えた記憶」はゼロです。
「きっぱり断ち切った」という感覚すらなく、単に「今はやっていないだけ」なんですよ。
じゃあ、あんなにビールとパチンコが大好物だった私が、なぜ苦しみもせず自然とそれらを「やらずに」過ごせるようになったのか?
実はそこに、自分を一切責めずに、人生を劇的に面白く、そして心地よく変えてしまう「ある秘密」が隠されているんです。
(後半へ続く)

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