【第50回 寒河江さくらんぼマラソン】 あえて「苦しいこと」を選んで走った理由

先日、5月30日に開催された「第50回 さくらんぼマラソン」に参加してきました!

山形・寒河江の初夏の風を感じながら走るこの大会。ゲストに黒田朝日選手、そして原晋監督まで駆けつけてくださって、会場の熱気はもう最高潮でしたね。

今回はちょっとした冒険をしてみたんです。

私がマラソンを始めるきっかけをくれた、とっても素敵な女性ライバルと「5キロの部」で勝負することにしたんですね。

まあ、失礼を承知で言わせてもらってますが、彼女の実力は私の遥か先。

ライバルと呼ぶにはまだ100年早いかもしれませんが(笑)、とにかく勝負です!

……ところで、以前のブログ等で私は、マラソンにおいては「長く、気持ちよく走るのが楽しい!」ということをお伝えしてきました。

それなのに、今回なぜわざわざ苦しい対決なんて選んだの?と、不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

ごもっともです!(笑)

私はこれまで、できるだけ心地よく、楽しく走ることを推奨してきましたから、そう思われても仕方ありません。

理由は単純です。

マラソンを教えてくれた彼女の隣で、同じ目標に向かって走ってみたかったんです。

やはり素敵な女性の存在は、日常に彩りを与えてくれる最高のスパイスですよね!

もし相手が男性だったら、間違いなく私はこんな苦しい挑戦を選んでいなかったでしょうから(笑)

心理学的に言えば、これは「社会的促進」という現象に近いかもしれません。

素敵な仲間が近くにいることで、自分のパフォーマンスやモチベーションがぐっと引き出される、あの感覚です。

彼女という「ポジティブな存在」のおかげで、普段なら避けてしまうような苦しささえも、爽やかな挑戦へと変換できたのだと思います。

男性ならきっと「その気持ちはわかる」と言ってくれるはずです!(笑)

ただ、今回走ってみて気づいたんです。

マラソンっていうのは、「苦しいこと」を我慢する修行じゃない。

自分の限界を試すという「遊び」だったんだ、と。

心理学には「自己効力感」という言葉があります。

一言で言えば、「『自分にはできる』と信じる力」のことです。

これまで私は、マラソンで「距離を伸ばすこと」には楽しく挑戦してきました。

でも、あえて「スピードを上げて追い込むこと」だけは避けてきたんです。

だって、苦しいじゃないですか(笑)。

今回、あえてその苦手な領域に一歩踏み込んでみたわけですが、別に今回何かすごい記録を出したわけでも、華々しい目標をクリアしたわけでもありません。

ただ、今の自分の限界に触れてみた……それだけで、この自己効力感を高めていくことの深い快感や、面白さに改めて気づかされたんです。

これからは、時々でいいので、無理のない範囲で少しずつ追求していってもいいのかもしれませんね。

普段、心地よいことだけを選んで生きるのも素敵だけど、たまに自分の中の「まだ見ぬ可能性」に触れるために、あえて今の自分には少しだけ「無理そうなこと」に挑んでみる。

その壁を少しだけ乗り越えた瞬間に、この「自己効力感」がメラメラと湧き上がってくるんです。

結果はもちろん、彼女に完敗。

心臓バクバク、息はハァハァ、フォームはバラバラ。正直、走っている最中は「ああ、苦しい、苦しい!」と、自分の心と身体がひたすら苦しさを訴えてくる感覚でいっぱいでした。

でも、ゴールした後のあの清々しさは、格別でした。

苦しさという名の「デトックス」を終えた後の、細胞が喜ぶような感覚。

これもまた、私の「好き」というパズルの大切なピースだったんです。

……と、散々「苦しいのは嫌だ」と言ってきた私が、いきなり「苦しいのも悪くない」なんて言い出したので、皆さんは「おいおい、言ってることと違うじゃないか!」とツッコミを入れたくなったかもしれませんね。

ええ、自分でもそう思います(笑)。

ですが、それだけ今回の走りが、今の私の価値観をちょっとだけ広げてくれた、ということにしておいてください。

さて、そうやって自己効力感を高めた先には、一体何が待っているんでしょうか?

それは、「今まで以上に、自分の人生を『選べるようになる力』」かもしれません。

嫌いなことは捨てて、好きなことだけを選んでいく人生。

それももちろん最高に幸せなことですよね。

その先にも、もちろん素敵な「新しいあなた」が待っています。

ただ、そこに少しだけ「自己効力感」のエッセンスが加わると、選べる選択肢がグッと広がるんです。

私自身、今回「自分にもまだやれることがある」と身をもって感じたことで、選択肢が広がる感覚を確かに体験しました。

つまり、今の幸せをキープしながら、ステージを少しだけ上げていくような感覚ですね。

走った後は、マラソン仲間との飲み会へ。

実は私、かなりの小心者なんです。

大人数の飲み会や、ましてや今回のように初めて会う方ばかりの場は、普段ならひどく気疲れしてしまうのであまり得意ではありません。

それなのに、今回は心から楽しむことができました。

同じ「好き」という熱量を持った仲間たちと、真っ直ぐに語り合える。

そんな場所なら、私でもこんなに楽しく過ごせるんだという新しい発見でした。

マラソンって、ただの運動じゃない。自分の限界という扉をノックして、その先にいる「新しい自分」に出会いにいくプロセスそのものかもしれません。

今回、私にマラソンという最高に奥深い世界に誘ってくれた彼女に、改めて感謝です。

また次に向けてしっかりと足づくりを……と言いたいところなんですが、実は次の日曜日にはもう「東根さくらんぼマラソン」の10キロにエントリー済みなんです(笑)。

さすがにここから劇的な足づくりをする時間はもうありませんが、今回得た「自己効力感」を武器に、東根でも楽しく走ってこようと思います。

……まあ、少しだけ苦しむのも悪くないかな?

皆さんもたまには、あえて少しだけ「無理そうなこと」に挑んでみませんか?

その先には、今の自分よりも少しだけ輝く「新しいあなた」が待っているはずですから。

さあ、今日も素敵な一日を。

心理カウンセラー木村 裕

コメント