第44回舟唄健康マラソン大会 〜未来の不安を手放して、今を面白がる〜

こんにちは、心理カウンセラーの木村裕です。

ちょうど一週間前の日曜、大自然に囲まれた「第44回舟唄健康マラソン大会」の10キロの部に、ランニング仲間と一緒に参戦してきました!

数百人規模のアットホームな大会だし、のんびり自然を楽しもう〜なんて軽い気持ちで飛び込んだのですが……待っていたのは、大自然という名の「容赦ない激しいアップダウン」でした(笑)。

息が絶え絶えになる上り坂、コントロールが難しい下り坂、曲がりくねった道。

走っている最中は、ただ何か不思議と「苦しい中に、今までとは違った感覚を味わっているな」ということだけが分かっていました。

で、無事に家に帰ってきて、お風呂上がりに足を揉みながら「今回の大会、本当に面白かったなぁ……」としみじみ振り返っていたら、気づいたんです。

「あぁ、あれは『マラソン』という名の『大冒険の旅』だったんだな」と。

🔴 会場に入った瞬間、すでにチャージは始まっていた

時計の針を少し戻しますが、実はスタート前から最高の時間は始まっていました。

今回の大会には、いつもやり取りしているチャットの仲間たちや、一緒に走るマラソン仲間もたくさん参加したり、応援に駆けつけたりしてくれたんです。

会場でみんなの姿を見つけて、「あー!どうも!」「久しぶりー!」なんて言葉を交わしながら、ちょっとした挨拶をする。

それだけでもう、すごく嬉しくて。

何より、そこにいるみんなの表情が本当に素晴らしかったんです。

生き生きとした表情や、弾むような声のトーン。

エネルギーに満ちあふれていました。

そんなみんなのハツラツとした姿を見て、言葉を交わすだけで、「あ、この人たち、このキツいコースをこれから楽しむ気満々だ!」と、こちらのエネルギーメーターが一気に満タンになりました。

みんなの最高の表情に触れられただけでも、「今日ここに来て、本当によかったな」と胸が熱くなっちゃいましたね。

そこからみんなで、いざ山の中の冒険へ繰り出したわけです。

🔵 「ワープ機能」がなくて本当に良かった

一歩進むごとに景色も、足にかかる負荷も、自分のメンタルもガラリと変わる大江のコース。

上り坂で息を弾ませ、下り坂でヒャッハーと爽快感に包まれ、カーブの先でワクワクする。

その時その時の、忙しい心の動きを振り返っていると、「これって、完全に人生の縮図だな」と思えてきました。

人生にも、息が切れるような試練の上り坂があれば、一気に進めるラッキーな下り坂もあります。

先の見えない不安な曲がり道もあれば、ほっとできる平坦な道もありますよね。

そうやって、目の前にある小さな山や起伏を「次はこの坂か!」「よし、クリア!」と一つずつ丁寧にこなしているとき、私はあることに気がつきました。

気になるはずの「ゴールのこと」や「タイムのこと」を、不思議なほど、まったく気にしていなかったのです。

「あと何キロ残っているんだろう?」なんて先のことを考えることもなく、ただただ、目の前のアップダウンを一つひとつクリアしていくこと自体を、純粋に楽しんでいました。

もし「ゴール」という結果やタイムのことばかりに意識が回ってしまったら、目の前の景色を見る余裕なんてなくなって、この素晴らしい時間をしっかり味わうことができなかったと思います。

わざわざ自分の足で泥臭く走るのは、その旅の途中にあるすべての景色を、感情を、一歩ずつ丁寧にこなして「味わい尽くしたい」からなんですよね。

🟢 心理学でいう「今、ここ」の境地(ただし足はパンパン)

この「ゴールやタイムなどの先に囚われず、目の前の坂道を一つずつ丁寧にこなして、その瞬間を味わう」という感覚。

実は心理学では大真面目に「マインドフルネス(Mindfulness)」と呼ばれています。

「この先、無事にゴールできるかな?」という未来の不安や、「手前の坂でもっと体力温存しておけばよかった……」という過去の後悔に心を奪われることなく、「今、この瞬間」の体験(※目の前の激坂)に集中して、そのまま受け入れる状態のことです。

今踏み出している一歩、今吸い込んでいる空気、目の前の坂にただ集中するのみ!

結果がどうなるかではなく、そのプロセスそのものを「ただ味わっちゃう」という心の在り方こそが、私たちに本当の充実感をもたらしてくれます。

🟠 田んぼの真ん中で、愛を叫ぶ(お礼を言う)

そして、今回の冒険を最高に彩ってくれたのが、地元の方との温かい出会いでした。

豊かな田んぼ道を必死の形相で走っているとき(笑)、そこで一生懸命にお仕事をされていた地元の方が、わざわざ手を止めて「がんばれーー!」と満面の笑みで手を振ってくれたんです。

この大会に限らず、これまでもどの大会であっても、みんなこうして温かい応援をやってくれるんですよね。

それが本当にありがたいなと思います。

今回もその温かいエールが嬉しくて、息がゼェゼェ上がっている中で「あ、ありがとうございますっ!」と笑顔(のつもり)で返す。

旅の途中で人と出会い、ちょっとしたエールをもらい合う。

これほど面白くて、人間らしくて、愛おしい時間は他にないなと思いました。

今回は10キロの部でしたが、走り終えた今、私の心には野望が湧いています。

「もっと体力をつけて、もっともっと長く走れるランナーになりたい!」 距離が長くなればなるほど、この『人生を旅するような深い感覚』を、より長く、濃厚に味わうことができるからです。

自分の心と身体で、もっといろんな景色を見てみたい。

そんなワクワクが止まりません。

私自身、カウンセラーとしての活動を含め、今取り組んでいることの先には、まだ明確なゴールは見えていません。

霧の中です(笑)。

でも、それでもいいんだと思います。

その挑戦が無駄になるとか、ならないとか。

うまくいくとか、いかないとか。

そんな先の枠に縛られて、今を楽しまないのはもったいない!

ただ、今目の前にある坂道を、この瞬間を、精一杯楽しんで、味わっていく。

今回のマラソンは、そんな人生の大切なレシピを、私の心に改めて教えてくれました。

会場で最高の笑顔をくれた仲間たち、一緒に坂を上ったランナーの皆さん、そして温かいエールをくれた大江の皆さんに、心からの感謝を込めて!

皆さんの人生の旅路には、今どんな坂道が見えていますか?

先のことは一度忘れて、今、目の前の坂道を、お互い丁寧に面白がっていきましょう!

心理カウンセラー木村裕でした!

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