〜自分を許し、人生の『手応え』を味わうための視点〜
皆さん、こんにちは。心理カウンセラーの木村裕です。
前編では、愛猫・クロとの対話を通じて「人生の意味」について考えました。40年抱えてきた私の後悔を、クロは「あっちの世界にはない、キラキラした勲章」だと言ってくれました。
※このシリーズを最初から読みたい方は、こちらからどうぞ。
第1話「会いたい人には、いつでも会える!〜愛猫・クロが教えてくれた、不滅の想い〜」
第3話 「あっちの世界ってどうなってるの? クロに直撃インタビュー!」
今日はその言葉を、もう少し深く紐解いてみましょう。
🍀 後悔の裏側にある「宝物」
私たちは、過去の失敗を思い出すとき、どうしても自分を裁く「裁判官」になってしまいます。「あんなことをしなければよかった」と、自分にバツをつけてしまうんです。
でも、少し視点を変えてみてください。 どうでもいい相手に対して、人は40年も悩み続けたりはしません。 後悔が消えないのは、それだけ相手を大切に想っていたから。 後悔という重たい箱の底には、実は「純粋な愛」が眠っています。
もし、過去に誰かに対して何かをしてしまい、それを今も後悔しているのなら、その「してしまったこと」以上に、「それほどまでに相手を想っていた自分」に目を向けてあげてください。
もし今、何かを悔やんでいるのなら、「それだけ愛せる自分だったんだね」と、自分の中の優しさを認めてあげてください。
【ここでの「愛」とは?】 それは、心の底から「相手に幸せでいてほしかった」という純粋な願いのこと。後悔の深さは、そのまま相手を想った愛情の深さを表しています。
自分を責めるエネルギーを、自分を労わる(いたわる)力に変える。それが、自分を許す第一歩になります。
♨️ 「不自由」という名の贅沢
クロは、あっちの世界を「願えば何でも叶う、穏やかな場所」だと教えてくれました。それに対して、私たちの生きるこの世界は、重力があり、肉体があり、そして「別れ」があります。
一見すると不自由ですが、この不自由さこそが、実は人生のスパイスなんです。
- マラソンで足がパンパンになるからこそ、走り終えたあとの達成感がたまらない。
- 冷えた体で温泉に浸かるからこそ、「生きててよかった」という実感が細胞に染み渡る。
- 寂しさを知っているからこそ、隣で眠る猫のぬくもりが、何にも代えがたい宝物になる。
この「手応え」こそが、私たちがわざわざこの世界にやってきた理由なのかもしれません。
🐾 「悩みながらの毎日」が、すでにゴール

私たちはつい、「何かを成し遂げなければ」と焦ってしまいます。心の中ではクロの視点はもっとシンプルでした。
今日、温かいお茶を飲んでホッとした。 猫の柔らかな毛並みに触れて、心が緩んだ。 時には失敗して、ジタバタしながらも今日を終えた。
そんな、何気ない「感覚」をひとつひとつ集めること。 それ自体が人生の目的であり、すでにゴールに到達しているんです。
完璧に生きられなくてもいい。後悔があってもいい。 その不器用な歩みこそが、あなたという魂が一生懸命に「生」を味わった、美しい証なのですから。
✉️ 最後に
もし、消したい過去や、自分を責める声に苦しくなったら、自分の中の「大切な存在」に問いかけてみてください。
「ねえ、どう思う?」と。
きっと、あなたが思っているよりもずっと、彼らは優しい眼差しで今のあなたを見守ってくれています。
さあ、今日はどんな「心地よい感覚」を自分にプレゼントしましょうか? お仕事の合間に一息ついたり、空を見上げたりするだけでも、それは立派な人生のごちそうです。
クロ:『いい感じだよ、裕。その調子で、毎日の「小さな幸せ」をたくさんコレクションしておいでよ。また、お喋りしようね』
私:「ありがとう、クロ。君に報告できるような楽しいことを、明日も探してみるよ」
【次回の予告】
次はクロに、「生まれ変わり」について直撃インタビューしてみます。
なぜ、同じような人生が繰り返されるのか?
そして、そのループから抜け出し、魂が成長するための「気づき」とは?
不思議で、でも納得のいく「魂の仕組み」をお届けしますね。

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