大きな目標で動けない人へ。挫折を防ぐ「マンモスはちぎって食べる」心理学の知恵

こんにちは。心理カウンセラーの木村裕です。

突然ですが、皆さんは「マンモスはちぎって食べる」という言葉を聞いたことがありますか?

これはビジネスの世界や心理学の文脈で、困難な課題に立ち向かう際によく使われる比喩です。

目の前に巨大なマンモスが横たわっていたら、誰だって「いやいや、こんなの食べきれないよ!」と絶望してしまいますよね(笑)。

でも、それを一口サイズに小さくちぎっていけばどうでしょうか。

時間はかかっても、少しずつ、着実に食べ進めることができるんです。

心理学ではこれを「スモールステップの原理」と呼びます。

私たちの脳は、あまりに大きな目標を突きつけられると「脅威」と感じてフリーズしてしまう性質があります。

でも、行動を細分化(チャンクダウン)して「これならできる」と思えるサイズにまで小さくしてあげると、脳は安心して一歩を踏み出せるようになる。

いわば「脳を安心させる作戦」ですね。

実は、数ヶ月前の私がまさにその「フリーズ」した状態でした。

「本を書いて、これまで学んだ心理学の知識をまとめて届けたい。この知恵を分かち合うことで、みんなの心を軽くできるはずだ」

そんな思いを持って執筆を始めたのはいいけれど、真っ白な原稿を前にした瞬間、何から手をつければいいのか分からなくなってしまったんです。

あまりのプレッシャーに、「自分には無理かもしれない……」と、マンモスを見上げて途方に暮れていた時期もありました。

そんな時、たまたま観ていたYouTubeで「まずはブログから始めてみたら?」というアドバイスに出会ったんです。

「そうか、それならできるかもしれないな」

と、ちょっとしたきっかけで始めたのが、このブログでした。

私にとっての「一口サイズ」が、まさにこのブログを書くことだったのです。

一冊の本を書き上げるのはマンモスを丸呑みするような難しさですが、今日の一記事を書くことなら、私にもできる「一口分」でした。

そうやってコツコツと50記事ほど積み重ねてきた今、自分でも驚くような変化が起きています。

あんなにバラバラだった自分の思考が整理され、「自分が本当に伝えたいことは何なのか」という核の部分が、はっきりと形になって見えてきたのです。

今、私は再び本の執筆に向き合っています。

以前のような「書けない」という恐怖はありません。

うまく書けるかどうかよりも、伝えたい想いが自分の中にしっかり根を張っているのを感じるからです。

毎日少しずつ「ちぎって食べてきた」経験が、私自身の血肉となり、確かな自信に変わってくれました。

一気に山を飛び越えようとしなくていいんです。

大切なのは、今日できる小さな一歩を大切にすること。その「一口分」の積み重ねが、いつの間にか自分でも驚くような遠い場所まで運んでいってくれます。

もし今、あなたが大きな目標や悩みを前にして「マンモスが大きすぎる!」と動けなくなっているのなら、自分にこう問いかけてみてください。

「今の自分に食べられる、ちょうどいい一口分はどこだろう?」

大きなマンモスをそのまま見上げず、まずは小さくちぎることから始めてみませんか。

その一歩が、あなたの人生という「思考のレシピ」を、もっと味わい深いものに変えてくれるはずです。

🐾 私もいま、一歩ずつ「マンモス」に挑んでいます

さて、最後にお知らせですが、今はこの「マンモスをちぎる」方法で、一冊の本をまとめる作業を淡々と進めています。

内容は、このブログでもシリーズでお伝えしている「クロとの対話」に登場する、あの黒猫の「クロ」を主人公にした物語です。

置いてけぼりにされたクロが、自力で家を目指して帰っていく――。そんな冒険の道のりの中に、私がこれまで学んで大切にしてきた心理学の教えや、このブログで伝えてきた視点を織り交ぜています。

今はとにかく、一冊の本として「形にした」という事実を、自分の中で納得させたい。

先ほお話しした通り、私自身も「ちぎって食べる」ことで、ちゃんと行動に移せている。やりたいことに向かって着実に進んでいるという実感を、一歩ずつ積み重ねていきたいんです。

本が形になった際には、またこのブログでご報告させていただきますね。

もし興味を持っていただけたら、その時はぜひ手に取ってみてください。

【今日のおすすめの一冊】

もっと肩の力を抜いて、目の前のことを大切にしたいという方には、こちらの本がおすすめです。

『「そ・わ・か」の法則』(小林正観 著)「頑張ってマンモスを倒そう」と力むのではなく、目の前の一口を掃除(そ)・笑い(わ)・感謝(か)で淡々といただく。そんな生き方のヒントが詰まった、私の大好きな一冊です。https://amzn.to/4c1ky6t

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