こんにちは、心理カウンセラーの木村裕です。
自分の考えを大切にお話しすると、時々こんな風に言われることがあります。 「木村さん、それってなんだか……宗教っぽいですね」
そう言われると、正直なところ、私の心の中には「ざわっ」とした小さな波風が立ちます。
それは決して、その言葉に腹を立てているからではありません。世の中で「宗教」という言葉が、どこか古びて埃を被ったものや、近寄りがたい怪しいイメージとして植え付けられていることに、切なさを感じるからです。
けれど、私はこうも思うのです。 本来「宗教」という言葉が持つ真の意味は、私たちが人生という長い道のりで迷ったときに、自分自身の足元を照らし、進むべき方向を指し示してくれる「心の地図」そのもの。
誰もが本来、自分の中に持っているはずの普遍的で大切なもの。そう考えれば、「宗教っぽい」という言葉は、決して悪い意味で捉える必要はないはずなのです。
✨ そもそも「宗教」って何だろう?
心理学や哲学的な視点から見れば、宗教とは本来こういうものです。
- 「心の地図」:人生を迷わずに歩くためのガイドライン。
- 「つながり」:自分を「大きな存在」と結びつける安心感。
- 「心のメガネ」:この世界をどう捉えるか、という自分だけの視点。
実は、みんな何かしらの「信念」を持って生きています。 「目に見えるものだけが真実だ」と信じるのも、一つの強い信念(宗教)ですよね。
大多数が信じているものを「現実」と呼び、少数が信じているものを「宗教っぽい」と呼んでいる。ただ、それだけの違いなんです。
🔬 科学が証明する「目に見えない世界」
実は「目に見えるものだけ信じる」というスタンスこそ、今の科学から見ると少し不思議なことかもしれません。
最新の宇宙物理学では、私たちが目で見たり触れたりできる物質は、宇宙全体のたった5%ほど。残りの95%は、目に見えない存在だと言われています。
世界は「ほとんどが目に見えないものでできている」。 これが今の科学の結論なんです。
🌌 あの頃感じていた「宇宙の不思議」

幼い頃、夜に布団の中でこんなことを考えたことはありませんか?
「自分は、生まれる前はどこにいたんだろう?」 「死んだら、自分はどうなっちゃうの?」
あの時感じた、ゾワゾワッとするような底知れない不思議。 あれこそが、生命へのピュアな反応だったのではないかと思うのです。
いつの間にか多くの人が、「現実」というフタをして、その不思議を見ないふりをするのが上手くなっただけ。だから、そのフタを開けようとする言葉に、つい身構えてしまうのかもしれません。
💎 私が大切にしたい「ロマンチックな信念」
現代社会の中で、私たちがつい握りしめてしまいがちな「お金」や「地位」という信念も、一つの生き方です。 推しているアイドルや、趣味の世界だって、ある種の信念ですよね。 でも、私が大切にしたいのは、もう少し種類が違うもの。
魂の存在や、生まれる前の記憶、宇宙の広がり……。 そんな、「ロマンチックな信念」です。
目に見えるものだけで埋め尽くされた現実よりも、目に見えない不思議にそっと心を寄せる方が、人生はもっと優しくなると信じています。
もし、また「宗教っぽいね」と言われたら、こう答えたいと思います。
「そうなんです。僕、この世界の不思議に恋しちゃってるんですよ」
なんてね。 まぁ、そうは言ってもね、というお話でした。

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